背景・経緯
本件はSUUMOジャーナル(新しいタブで開きます)で報じられている。
北海道幕別町の本町エリアは、かつては個人商店が立ち並び、大いににぎわいました。しかし、暮らしや買い物の場が札内方面へ移るなかで、本町エリアの人口は減少し、空き店舗や空き倉庫が目立つエリアへと変わってきました。幕別町地域プロジェクトマネージャーの谷保明洋さんは、国家公務員の建築職として活躍していましたが、十勝エリアに赴任した際に幕別町の可能性を感じ、国道38号線沿いの古い倉庫を取得しました。谷保さんは、この倉庫をイベントスペース「マクラショーケース」へと生まれ変わらせ、多様なイベントを開催し、少しずつですが、着実に人とモノの往来を生み出し、地域の方々の熱量の高まりを感じられるようになりました。
幕別町は大きく3つのエリアに分かれています。まず、帯広市に近く、買い物施設も充実し若い世帯も多い住宅街が広がる「札内エリア」。幕別町の人口の約8割がこのエリアに暮らしています。次に、のどかな郊外で、ナウマン象が発掘されたことで有名な「忠類エリア」。そして、今回ご紹介する「本町エリア」です。「本町エリア」にはJR幕別駅や町役場があり、かつては個人商店が立ち並び、大いににぎわいました。統計データが残る昭和43年には、11,000人を超える人口だったそうですが、現在は約4,900人まで減少しています。
詳細・ポイント
マクラショーケースから始まったこの動きが、いよいよまち全体を巻き込みます。2026年10月10日(土)には、これら18店舗を基軸とした「街の小さな旅マルシェ」が開催されます。既存店の余白や空きスペースにポップアップ店舗が立ち並び、総勢50店舗以上が出店、まち全体が「ひとつのモール」になる壮大な企画になっています。谷保さんは、「マクラショーケース」から進めてきた地元との融合がしっかり身を結んできていると言ってもいいのではないでしょうか。谷保さんや今回訪れたお店のみなさんのお話を伺い、幕別町本町エリアでは、古きよきものを地元プレイヤーと移住者たちがうまく融合させて使いこなし、新しいけれど懐かしい空間が生まれていることがわかります。
業界への波及効果
この動きが建設業界全体にどう影響するか、注目されています。ゼネコンや設計事務所、専門工事業者などは、地域の熱量を高めるために、空き店舗や空き倉庫を活用した「身の丈リノベ」に注目する必要があります。中長期的なトレンドとして、地域の再生を促進するための新しいアプローチとして「身の丈リノベ」が注目されそうです。
実務者のアクション
読者が「明日から」取るべき具体的なアクションは、以下の3つです。
* ゼネコンや設計事務所、専門工事業者などは、地域の熱量を高めるために、空き店舗や空き倉庫を活用した「身の丈リノベ」に注目する必要があります。
* 地域の再生を促進するための新しいアプローチとして「身の丈リノベ」を検討する必要があります。
* 地元の方々と協力して、地域の熱量を高めるための新しい空間を作る必要があります。