背景・経緯
札幌コンベンションセンターは、2003年に開業した国際会議、学会、展示会やパーティーなどが開催可能な総合型コンベンションセンターである。延床面積は約20,000㎡で、大ホール、特別会議場、中ホール、小ホールと15の会議室等で構成されている。札幌コンベンションセンターは、札幌市が所有し、SORA-SCC共同企業体が管理運営を行っている。
詳細はGreen Building Japan(新しいタブで開きます)で報じられている。
LEED認証は、米国グリーンビルディングカウンシル(USGBC)が運営する、環境に配慮した建物を評価する国際的な認証制度である。LEED O+Mは、既存の建物の運営と維持を評価する認証制度であり、ゴールド認証は高い水準の環境性能を達成した建物に与えられる。
詳細・ポイント
札幌コンベンションセンターのLEED O+Mゴールド認証取得は、国内のコンベンション施設におけるサステナブルな運営の先進性を示すものである。札幌コンベンションセンターは、LEED認証の取得を決定したのが2023年で、約3年前である。LEED認証の取得にあたっては、改修工事が必要となった項目として、空調設備の全面的に入れ替え、近くの給気ダクトから分岐して給気量を増やす工事、太陽光発電設備の設置、照明のLED化等が行われた。
また、LEED認証取得にあたっては、ASHRAE基準に準拠しなければならないことが大きなハードルであった。認証取得のために、一項目ずつチェックを行い、コンベンション施設特有の問題である来館者の人数の変動が日によって大きく、空調機の稼働の仕方も施設の使い方によって違うため、エネルギー消費量の変動が非常に大きいことが確認された。
業界への波及効果
札幌コンベンションセンターのLEED O+Mゴールド認証取得は、国内のコンベンション施設に大きな影響を与えることになる。LEED認証は、国内のコンベンション施設におけるサステナブルな運営の先進性を示すものであり、将来的には国内のコンベンション施設におけるLEED認証の取得が増えることが予想される。
また、札幌コンベンションセンターのLEED O+Mゴールド認証取得は、国内のコンベンション施設における環境性能の向上にも貢献する。LEED O+Mゴールド認証は、高い水準の環境性能を達成した建物に与えられるため、国内のコンベンション施設における環境性能の向上が期待される。
実務者のアクション
LEED O+Mゴールド認証を取得した札幌コンベンションセンターの事例から、国内のコンベンション施設におけるサステナブルな運営の重要性が示唆される。国内のコンベンション施設の運営者は、LEED O+Mゴールド認証の取得を目指し、環境性能の向上を図るべきである。具体的には、空調設備の全面的に入れ替え、近くの給気ダクトから分岐して給気量を増やす工事、太陽光発電設備の設置、照明のLED化等の改修工事を行うことが必要である。
また、国内のコンベンション施設の運営者は、LEED O+Mゴールド認証の取得にあたってのハードルを理解し、ASHRAE基準に準拠することが必要である。LEED O+Mゴールド認証の取得は、国内のコンベンション施設におけるサステナブルな運営の先進性を示すものであり、将来的には国内のコンベンション施設におけるLEED認証の取得が増えることが予想される。