背景・経緯
日本コンストラクション・マネジメント協会(CM協会)は2026年6月18日、建築会館ホール(東京都港区芝)で「CM選奨2026(新しいタブで開きます)」の表彰式を開催した。CM選奨は、CM方式を活用したプロジェクトのうち優れた成果を上げた事例を協会が毎年表彰する制度である。
今回は選奨17件(うち優秀賞6件、特別賞1件)に加え、CM部門賞「まちなかプロジェクト賞」4件が選出された。
詳細・ポイント
受賞企業の一つである山下PMCは、優秀賞2件と選奨1件を受賞した。「広島サッカースタジアム等整備に係るCM業務」は優秀賞を受賞し、「森永芝浦ビル建設プロジェクト」は選奨に選ばれた。
さらに、山下PMCと阪急CM企業共同体が担った「2025年日本国際博覧会 会場整備に係るプロジェクトマネジメント支援業務」も優秀賞を受賞している。大阪・関西万博という会期が固定された大型イベント施設の整備で、CM方式によるプロジェクトマネジメントが評価された形だ。
業界への波及効果
スタジアムや万博会場のように工期が動かせない大型プロジェクトでCM方式の活用実績が積み上がることは、発注者が方式選定を検討する際の参考事例を増やすことになる。特に複数の受注者・関係者が絡む複合案件でのCM活用が評価される傾向は、今後の発注方式検討にも影響しそうだ。
実務者のアクション
CM方式の採用を検討する発注者は、今回受賞したような大規模・複合プロジェクトの事例を参照し、自案件との類似点・相違点を整理しておきたい。特に工期が固定された案件では、CMRの関与タイミングが成果を左右するため、早期段階からの体制構築を検討する価値がある。